2007年9月3日、9月19日、

漫画・麻生とか・・・・
アベは、あまりにも疲れすぎて辞任の意向だとし、後継にはcartoonこと麻生がなるだろうとCNNは解説したのだった。それは数日前のことだ。ヘラルドトリビューンのインターナショナル版9月15・16日号では、麻生は名うてのホーキッシュポリティシャンであり、アジア軽視の問題性を報じていた。しかし、ニューヨークタイムスもフランスのルモンドもあきれ果ててか、詳細な記事は掲載していない。
ヨーロッパでは、サルコジのイラン問題についてのタカ派的な発言と、FIのスパイ事件とが大きく取り扱われ、くだんのHerald Tribuneの一面を飾ったのは他でもない、サブプライムローン問題によるイギリスのNorthern Rock銀行のロンドン支店での取り付け騒ぎだ。
日本の政局は5面で取り上げられているにすぎない。

ちなみに、ドイツのメンケル首相の選挙基盤で開催したサミットについての批評漫画で日本の首相として描かれたのはギョロ目のアベチャンではなくて1年前に退陣した髪振り乱す小泉の顔だったというのは、アベチャンの影の薄さを現してはいたのだった。なんだか「神」というあやしい水のペットポトルを手放せなくなっていたアベチャンの最後にすがるものは、やはり自分ではなくて「神」でしかなかった。取り巻きの高崎の八木も「成長」の「家」だかなんだかで拝んでいた人物だし、アベチャンそのものも日本の炎の行者の神だか隣の「文」キリスト系の神だかしらないものにうつつをぬかしていたのだから、最後は、神の水に行き着いて水に浮かぶうたかたのように消えてしまったのだった。

外為市場への日銀の介入について
日銀の外為市場への介入は、意思決定は財務大臣。日銀は財務大臣代理人として、介入の実務を担っている。

1、日銀金融市場局外国為替平衡操作担当が情報収集、毎日、金融市場局外国為替平衡操作担当に報告。
2、急激な外為変動期に財務省国際局為替市場課から金融市場局外国為替平衡操作担当ディーリング・ルームへホットラインを通じて連絡。
3、財務大臣が介入の決断を下すと、財務省為市課から介入実行の具体的指示が伝えられ、介入が実施。
4、日本銀行国際局のバック・オフィス(バックオフィス担当)に業務が引き継がれる。
5、外為ディラーを通じて売買
6、外為ディーラの約定内容の確認
7、売買の外国通貨発行の中央銀行の預け金勘定間の振替えによって決済。例えばドルの場合は、ニューヨーク連銀にある日銀の口座の内部での決済となる。

なおドルを売る場合の資金は財務大臣が管理する政府の「外国為替資金特別会計(外為会計)」の資金が使われる。ドル買いの場合は、政府短期証券(通称FB)を発行して調達した円資金を対価にドルを買い入れる。
政府短期証券は、金融市場では一般にFinancial Bill (FB)呼ばれ、国の一般会計や特別会計の一時的な資金不足を補うために発行される。償還までの期間は60日程度で、額面より割り引いて発行される割引債券で、この発行価格と額面価格との差が利息に相当する。
ただし、政府短期証券(FB)は、入札参加資格を持つ金融機関や日本銀行のほか、上場会社などの機関投資家に限って購入できる国債で、個人投資家は直接購入することができない。外為介入のためのFBの場合は、日銀引受となることが多いのではないか・・・

ところで、外為ディラーは、短資会社の外為子会社だが、現在では現在は名古屋短資がスイス(ローザンヌ本社)のトラディション・グループの傘下に入って設立されたメイタン・トラディション(85年設立)とトウキョウフォレックス上田ハーロー株式会社(99年に(トウキョウフォレックスと上田ハーローが合弁した)の2社のみになっている。
ちなみに、上田ハーローなどの沿革を見ても、85年にドル以外の通貨取引が日本で出来るようになり、また国際的なインターバンク市場と接合したということであり、85年のプラザ合意がイギリスのサッチャーのビックバンのみならず、日本の本格的な外為市場の確立の画期となったということがわかる。